「一汁一菜でよいという提案」の魅力と意外なスピリチュアルな繋がり

書籍の紹介

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はじめに

「一汁一菜でよいという提案」の紹介

今回は土井善晴さんの著書『一汁一菜でよいという提案』をご紹介します。

この本は、日本の伝統的な食文化を見直し、

シンプルで健康的な食生活を提案する一冊です。

一見「レシピ本?」と思いがちですが

そうではなかった!!

これを読むと料理はもちろんのこと

自分の生き方についても考えさせられる。

違った角度からの「自己啓発本」かもしれない?!

著者 土井善晴の簡単なプロフィール

土井善晴(どい よしはる)さんは、

日本の料理研究家であり、テレビや雑誌などで幅広く活躍しています。

1957年に大阪府に生まれ、父親は料理研究家の土井勝さん。

東京農業大学農学部を卒業後、料理の道に進み、

現在は自身の料理教室を主宰するほか、多くの料理書を執筆し、

テレビ番組「おかずのクッキング」の司会を務めています。

土井さんの料理哲学は、

「素材の味を生かすこと」と「シンプルであること」。

特に日本の伝統的な家庭料理を大切にし、

現代の忙しい生活に合った形での提案を行っています。

その一環として、彼が提唱する「一汁一菜」は、

多くの人々に健康的で持続可能な食生活を提供しています。

この本を読む目的

私はこの本を読むにあたって

以下の目的を設定しました。

  • 一汁一菜のメリットを知る
  • 食事を通して「生き方」を学ぶ

一汁一菜のメリット

栄養面の心配がない

「ご飯・味噌汁・漬物」

これだけでもう一汁一菜です。

なんなら具沢山味噌汁にすれば

ご飯と味噌汁だけでももう充分です。

味噌汁に肉や魚介類、卵を入れれば

タンパク質が摂取できますし、

野菜もどんどん入れちゃいましょう。

これだけで栄養バランスはバッチリ!

そして何より

ご飯と味噌汁は毎日食べても食べ飽きない

これって何気にすごいですよね。

日本人なら多少思考停止してても

栄養バランスのとれた食事ができるわけです。

味噌ってすごい!

本書では味噌のすごいところとして

少しぐらい多くても少なくてもおいしくできる

と書かれています。

そう言いきっちゃう土井先生、

大好きです。

これは味噌という生命体、大自然の大きさゆえ

なんです。

味噌とは微生物が作り出したものなので

人間業ではとうていできない味を作り出しているのです。


疲れた時に味噌汁を飲むと

ホッとしますよね。

私たち日本人の身体は

味噌の良さを知ってるんですね。


ちなみに・・・

歴史上、味噌に関わる食中毒の

報告例はないそうです。

それは

味噌の中では食中毒などを引き起こす細菌が

ほとんど生きられないからです。

味噌ってすごい!

余裕が生まれる

毎日家族のために料理をしている皆さんは

常々感じていると思いますが

料理って・・・

献立を考えるのが一番大変ですよね!

でも大丈夫。

一汁一菜が基本にあれば

もう毎日の献立に悩まない!!

これでもう時間と心に余裕が生まれますね。

でもこれだけじゃないんです。


さぁ、ここで土井先生からの

ありがたいお言葉を紹介しましょう。

一汁一菜は手抜きではない

私はこの一言で救われました。

何かに囚われていた心が

軽くなります。

また

「手を掛けること=お料理すること」ではない。

とも書かれています。

手間をかけないと料理をしたと

言えないのではないかという思い込みが

勘違いだということが分かりました。

素材を生かすには

シンプルに料理することがいちばんなんです。

見栄えを良くしようとごちゃごちゃ手を加えると

素材はまずくなります。


というわけで

以上のことを踏まえ正々堂々と

生活に一汁一菜を取り入れると

心と時間に余裕が生まれます。

余談ですが・・・

ちょっと話が逸れちゃうんですが

「余裕」というワードが出たので

本書にも書かれていた「余暇」についても

触れたいと思います。


「余暇」とは

務めから解放されて自由に使える時間

という意味です。

ただ生きるだけならしなくてもいいこと。

人のための親切や心の潤いを作る行為。

素敵な時間ですね。

私は余暇を大切にした暮らしをしたいです。


人間は料理をすることで

食事を合理化し、「余暇」を持つことができました。

というのも

縄文時代の人々は

一日の大部分を食事に関する活動に

費やしていたと言われています。

食材を見つける

調理方法が限られた中での調理

噛み砕く、つぶして飲み、消化する

どれも現代の我々と比べたら

とても時間がかかる作業です。


それらの作業がすべて短縮化された現代では

ありがたいことに「余暇」が生まれました。


料理することって

めんどうで時間を奪うものだと思ってたけど

考えを改めました。




スピリチュアルな繋がり

私はスピリチュアルな話が好きで

いろいろ見たり聞いたりしてきたのですが

本書を読んでいると

「あれ?これってあの話と重なるな・・・」

と感じることがありました。

ここではそれについてお伝えします。

あるがままを受け入れる

土井先生は本書で以下のように述べています。

(作った料理が)おいしい、おいしくないもそのとき次第

作り手の都合でおいしくならないこともある

それでOK

必要以上に味を気にして

喜んだり悲しんだりしなくていい

その変化を感じれば良い

(要約です)

これはよくスピリチュアル界隈で言われる

  • ジャッジしない
  • 陰と陽
  • 中道
  • あるがままを受け入れる

と同じことを言っているのでは

と感じました。

極端な判断や行動を避け、全体としての調和を保つことは

心の平和や内面的な安定を追求するための方法として重要です。

自分を大切にする

本書では

何が何でも料理をしなさいとは

言ってませんが

食事の根源的な意味を考えよう

と伝えています。


それは

食事とは

  • 命を作るもの
  • 最低限のこと

ということです。

すなわちそれは幸福のための行動なのです。

自分自身を大切にしたいと思うなら

丁寧に生きること

丁寧に生きるとはきちんと食事をすること。

そうすることで戒めを与え秩序がつきます。

それが幸福のための行動なのです。

そして自分が幸福で満たされていると

周りの人にも優しくできます。

こうして幸福が循環していくのですね。

味噌汁も人間も同じだな

ちょっと極端な見出しになっちゃいましたが・・・

本書には土井先生が普段召し上がっている

味噌汁の写真がいくつか掲載されています。

土井先生曰く

繕わない味噌汁

誰に見せるわけでもないので

見栄えを気にしてないということです。

土井先生は「恥ずかしい」とのことでしたが

どれも温かみがありおいしそうだし、

トマトが入ってたり

昨晩の残りの唐揚げが入ってたり

へえ!そんなのもアリなんだ!と

新発見!

堅苦しく考えることないんだなと

すごく気持ちが楽になりました。


基本や中身がきちんとしているならば

表面を取り繕うことなんてなにもない

この言葉に

人間もそうだよなぁと唸りました。

まとめ

本書は土井善晴さんの温かい人柄と深い知識が詰まった、

料理初心者からベテランまで、

すべての人に読んでいただきたい一冊でした。

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